■blog vol40:ぷらぷらの千思万考

本年も宜しくお願いします。2023年は果たしてどんな年になるやら。年々異常気象の影響が肌身に感じられる日が増えている心配もありますが、逆に熱帯果樹など年々勢いを増しているものもあり、楽しみな気持ちも交錯している、広報担当・嫁です。

昨年夏に娘が産まれ、徐々に「看板娘」としてあちこちのマルシェに顔を出したり、SNSではうちの野菜をふんだんに使った離乳食を一心不乱に食べる姿で新しいお客様を獲得したりと、0歳児にして立派にその役目を果たしてくれています(?!)なんという親孝行。

さてさて、今回はぷらぷら主人が普段SNSで紹介しているうちの畑の土壌や土づくりのセオリーについてちらっとだけご紹介です。

(以下SNSより抜粋)

ぷらぷら太陽畑にて畑の今冬の様子です。

ぷらぷらでは、地主さんに竹林から出た不要な竹やその枝葉を頂いています。

それらを畝ではない所に少しずつ入れ込んでいってます。(微生物や風化によって竹が分解していく過程で、竹からの微量要素ミネラルなどの供給を目的としています。)

以前は、エンドウ類の風よけとして、立てて使っていましたが、手間が増えるのでやめることにしました。(暇になればするかも?)

こうやって、ぷらぷらでは足りなくなりそうな土壌成分を補うようにしていたりもします。

また、ぷらぷらでは、畝ではない所(畝間など)に、木質チップなど分解に時間のかかる自然物を入れています。

圃場全体としてどんな成分も不足にならないようにする目的でもあります。

この方法は不耕起だからできることです。

不耕起は、除草剤など農薬を使用しないからできることとも考えてます。

自然物を分解してくれる虫などを小さな生物を含んで、多種多様の微生物により、成り立つことと考えてます。

また、雑草が生えて枯れることにより、その根のおかげで不耕起でも土に空気などが行き届くこととなります。

ということは、

農薬、除草剤を不使用の特権として

不耕起が可能となる

耕す行動により、できなかったようなこともできるようになります。

(一般の畑では見ないような姿、例えば果樹を栽培する根元のほうで野菜の栽培など。これは毎回定植の際に耕起する方法では出来ない事です。)

※一例を挙げると、果樹(落葉樹)の根元でイチゴやラベンダーなどのハーブ類を育てています。ハーブ側のメリットとしては、落葉樹からの有機質供給や夏場の日照の抑制、また果樹側のメリットとしては、ハーブによる害虫忌避効果を期待して作物作りを進めています。

ぷらぷらでは、農薬不使用、不耕起などの栽培により、その利点を活かして様々な方法を模索し、できるだけ手間を省きそれを販売価格に反映させることにより、ぷらぷらも儲かるような形を模索していってます。

そして、購入してくださったお客様の、他の物への購買意欲にも繋がれば幸いとの希望があります。(特にオーガニック商品の購入にあててもらいたい)

オーガニックを毎日の生活で無理なく続けたくても、まだまだ日本では高価であったり供給も少なかったりで、万人が継続して当たり前のように購入し、生活をする事が困難なのが現状ではないでしょうか。

微力ながらもこのような想いを持って今年もぷらぷらの野菜たちが沢山の方に食べて頂けるよう邁進していきます。

いつも応援ありがとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。