■blog vol20:ぷらぷらのお野菜紹介 オクラ

雨つづきでお天道様が恋しい広報担当・嫁です。でもこの雨続きが
終わったらじりじり暑い京都の夏が本格的に始まるんだなー…。

さて、今回は「ぷらぷらのお野菜 オクラ」について。
夏が旬のねばとろ食材。食欲がない時でも茹でて刻んでかければ麺でもご飯でもつるっと食べれたりしますよね。プチプチ食感のタネもまた歯ごたえが楽しかったり。色々なものと合わせて楽しんで頂けます。

オクラのルーツ
オクラの原産地は何とアフリカ!(エチオピアが有力)どうりで暑さに強い野菜な訳だ。
オクラって、英語でもオクラだそうです。Okraってかいてオークラ。オクラは世界共通語(定かではありませんが。)トロロアオイと呼ばれる植物の仲間で粘りがあります。ちなみにトロロアオイは和紙を作る際の紙すき工程で植物の繊維を均一に水中に分散させる際に使うそう。有用な植物です。
(参考:Wikipedia オクラより)

オクラの成分について
気になるオクラの食材としての成分ですが、カルシウム、カリウム、葉酸が含まれます。

(引用:食品成分データベース オクラより)

また、あの独特のとろみ成分は、水溶性食物繊維の「ペクチン」だそうです。ペクチンはジャムのとろみ付けに使われたり、一部の果物の皮にも含まれています。水分に合わせると際限なく(言い過ぎ?)とろみがつくのは、水溶性だからですかね。食物繊維には腸内環境を整える働きがあります。植物は光と水から体内で色々な成分を合成する言わば工場。どんな進化を遂げたらこんな成分つくろうと思い立つのだろうか。何度も言うけど、植物ってやっぱりすごいです。

オクラの種類について
オクラはオクラでしょ?と言われそうですが、オクラにも種類があるんですよ。ぷらぷらでは現在3種類のオクラを育てています。
①白オクラ
断面が丸いオクラです。通常の星形のものより柔らかい食感がポイント。しかも相当大きくならないと筋張らないため、大きくなっても収穫ができるといううっかりさんにもありがたいオクラ。ぷらぷらでも大きいもので15センチを超えるサイズで収穫することがあります。
②赤オクラ
星形のオクラで外側が真っ赤の目立つオクラです。雑草で込み合った中でも目立つため、うっかり収穫忘れが少なく、通常のオクラよりもやや太めに育つ印象。鮮やかな赤い色ですが、残念なことに茹でたり火を通すとこの赤い色は消えて濃い緑色になります。


③オクラ
スーパーで良くみかける星形のオクラです。上手に育てれば終了も多く、長い期間収穫のできるオクラです。

オクラを育てるときのコツ
自宅でも比較的簡単に育てられるオクラですが、より長く、多い収穫量を得るためのコツがあります。オクラは、その性質から枝の頂点に花を咲かせます。1つの花から1つの実ができます。花が終わり食べごろサイズに実ったら、実と一緒にその節に付いた葉っぱは切り落としてください。これを繰り返すと電信柱のような形のオクラの幹になると思いますが、下葉を取ることで風通しが良くなり、養分を花や実に回そうと頑張ってくれるので結果多くの収穫が楽しめます。もちろん、横から出た枝を残しておき頂点を増やすことで花数を増やすことも出来ますが、ぷらぷらではまだまだ土の力が不十分なので、1点集中、ワキ目もふらず(本来の意味と違いますね。)縦に縦にひょろ長く育てています。晩夏には2m近く育つため、手を伸ばして背伸びして収穫。暑い時期のオクラの成長は早いですねー。

オクラの花
お野菜にももちろん花が咲きます。お野菜メインのため切り花として販売などはまずほとんどされませんが、オクラの花は黄色でアオイ科独特の形。ハイビスカスのような姿をしています。淡いレモン色の花は早朝に咲いたと思ったら昼すぎにはしぼんで実になる準備をします。夏に列をなして咲く黄色の花は見ているだけで明るい気持ちになります。

オクラの実から何か生えてる?
スーパーで販売されているオクラではほぼ見かけませんが、オクラの実から前髪みたいに何か飾りのようなものが生えているもの、見かけたことないですか?これ、オクラがお花だった時の名残なんです。お花のガクがそのまま残ったもの。残念ながら実と違って食べても美味しくないので、取り残しがあったら水洗いなどで取り除いてください。新鮮なオクラだと水洗いしても結構残ってしまいます。袋詰めの際なるべく取り除いてますが、見かけたらごめんなさいね…。

オクラのレシピ
オクラはさっと湯がいて刻んでめんつゆかお醤油が一番好きなんですが、食欲がないときにさっと食べられる麺類はどうでしょう?

オクラのねばとろそうめん
(材料)2人前
・そうめん…2束
・オクラ…10本程度
・納豆…2パック
・常温の生卵…2個
・とろろ、モロヘイヤ、めかぶ、きゅうり、トマトなどお好みのお野菜…適量
・ごま油…適量
・めんつゆ…適量
①鍋に沸騰したお湯を準備しオクラを入れさっとゆでる。色が少し濃くなったら火が通った合図。水にさらして適当なサイズに切る。(お鍋とゆで汁は置いておいてください。)
②生卵をゆで汁に入れて半熟卵を作る。沸騰して2分程度で火を切り、蓋をして冷めるまで待つといい感じの半熟卵になります。
③お好みのお野菜を準備する。つるっと食べたい時は細切りやみじん切り。とろろはすりおろしておく。
④めんつゆを器に入れ、ごま油を少量入れる。
⑤そうめんを茹でて水にさらし、水気を切ってから④の器に入れる。
⑥①~③のお野菜や卵をトッピング。

オクラのねばりであれよあれよという間に胃袋に進みます。
ごま油の香りが食欲をそそりますよ。お好みで梅干しや千切りのノリ、ささみなどトッピングを変えれば飽きずに楽しめるそうめんになること間違いなし。味変に豆乳、豆板醤、ゆずコショウ、ショウガなども美味しいですよっ。

以上、「ぷらぷらのお野菜紹介 オクラ」でした。

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