■blog vol18:ぷらぷらのお野菜紹介 きゅうり

自宅で漬けている梅たちも梅酢にしっかり漬かってあとは梅雨明けを待つばかり。
農薬不使用などこだわり栽培のお野菜生産販売しております、広報担当・嫁です。

今回は旬を迎えた「きゅうり」について。
PlantsPlanetぷらぷらでは例年数種類のきゅうりを育てています。種類によって食感が違い、各々におススメの食べ方があります。

きゅうりのルーツは?
きゅうりはインド、またはヒマラヤ山麓が原産だそうです。日本では熟してから食べる=黄色くなってから食べるウリ、ということで「黄瓜(きうり)」から「きゅうり」と呼ばれたという説や、シルクロードを渡ってきたことを意味する「胡」(中国から見た西側)の瓜「クークワ」が日本では発音しづらく「クーうり」から「きゅうり」と呼ばれたなど、諸説あるようです。
調べて知ったのですが、きゅうりの根っこは空気が大好きなので、水はけの悪い土=空気の入れ替わりの少ない土だと根が浅くしか張らないそうで、そのため夏の水枯れに弱いそう。ぷらぷらの畑でも確かに土の良いところは苗が元気で、長く収穫出来るのに対し、水はけの悪いところは極端に生育が悪いかも。土づくりって大切ですねー。
(参考:Wikipedia きゅうり

きゅうりの栄養価
よくきゅうりはほとんど水分!と言われますが、実際そのようです。何と95%が水分。カリウムも多く含まれているのでむくみによさそう。カロリーが低い点もダイエットには良いかもですね。同じ瓜科のゴーヤと比較してビタミンAやビタミンCの含有は劣るものの、ミネラル分や微量元素に関してはゴーヤ同等~わずかに多く含有しています。

夏にきゅうりの浅漬けや塩をかけた冷やしきゅうりを食べるのも、水分補給にもってこいな食品だということがわかります。
(引用:食品成分データベース 文科省)

ぷらぷら畑のきゅうりたち
現在5種類のきゅうりが育っています。
①白きゅうり
よく市販されているきゅうりと同じ形状ですが、色がオフホワイトです。
割と涼しい時期からぐんぐん成長して早くから収穫できる頼もしいきゅうり。
みずみずしく、きゅうりのわりには柔らかい食感が特徴。お漬物にすると
あっという間に漬かりすぎてしまうので、おススメは生食。
スライスしてサラダに最適。角切りで他のお野菜と合わせても白い色の
映えるサラダができますよ。

②四葉(スーヨー)きゅうり
本葉が4枚出てきたころから収穫できる、というくらい開花、結実の早い
きゅうり。特徴はその形状で、細長くごつごつした縦じまを持つ「昔ながらの
きゅうり」です。畑でもまだ背丈の低いうちから地面に付くくらい(下手したら
地面に突き刺さるような姿)で実を結びます。四葉きゅうりを食べて、「懐かしい味がする」とか「昔のきゅうりはこうだった」とおっしゃるお客様もおられます。
食感は「パリッ、ザクッ」とした感じ。他のきゅうりに比べて水分が少ないのか、お漬物に最適です。
うちのぬか床には夏欠かせないきゅうりです。
もちろん生食もおいしいですよ。少量の塩を付けて食感を楽しんで頂きたいきゅうりです。

③加賀太きゅうり
石川県の伝統野菜で、直径の大きいきゅうりです。大きいと味がぼけるのでは…?と心配される方もおありかと思いますが、このきゅうりは違います。大きくなってもみずみずしく食感も抜群。大きい直径を活かして飾り切りをしたり、薄くスライスして生春巻き風にお野菜を巻いてアレンジも。また、「ひすい煮」といって薄口しょうゆやお砂糖、みりん、出汁と一緒にし冬瓜のように食べる方法も。
色々なお料理に使えて食べ応えがあり満足できるきゅうりです。

④オーガニックシードきゅうり
ぷらぷらではオーガニックシードといって、その種の親の代からオーガニックのものを選んで育苗しています。オーガニックシードを取り扱うお店もちらほら見かけるようになり、最近はインターネットで探せば見つけられるようになりました。このオーガニックシードのきゅうりは定番的に育てています。土の出来にもよりますが、通常のきゅうりよりも実りが少ないながらもきゅうりらしさのある味が出ているように思います。生食がおいしいです。

⑤きゅうり
よくスーパーでみかけるきゅうりです。安定的に収穫量が見込め、比較的長期間収穫できるのが特徴です。今年ぷらぷらではきゅうりの二度撒きに挑戦。春に植えたきゅうりたちは盛夏には枯れてくるので、梅雨時期の現在苗を作って秋口まで収穫が出来るように奮闘しています。頑張っておくれよ、きゅうりたち。浅漬け、一本漬け、サラダ、酢の物、夏の定番です。

きゅうりに付く虫のはなし
すくすく育つきゅうり達が大好きな虫がいます。それが「ウリハムシ」。初夏のきゅうりが小さい頃の、柔らかい葉っぱが大好きで、結構な速さで葉っぱをレース状に食べちゃいます。パッと見は黄土色のテントウムシみたいでつるっとしていて可愛い(?)のですが、その食べっぷりが可愛くない(!!)どうせ食べるならあちこちかじらずに1枚だけに集中しておくれ(涙)
うちの畑では時間と共にきゅうりの生育速度のほうが早くなるため、気になる気持ちを押さえつつ基本放置です。葉っぱが固く苗が丈夫に育ってくるといつの間にか数が少なくなり食害も抑えられます。基本放置と言いつつも、一応の対策はしておりまして、1つはストチューの散布。お酢や焼酎に唐辛子、ニンニク、ハーブ類を漬け込んだエキスを作り水で希釈して噴霧します。一定の効果はあるんじゃないかな?なんとなく植物が勢いづきウリハムシが減る気がします。
他にも、ニラやネギ、ニンニクなど、ウリハムシが苦手とするネギ類の葉っぱなどを近くに置きます。今のところ大量発生で全滅といった被害に遭ったことはないため、多分ある程度は効いている?のかなと思っています。

ぷらぷら家おススメ!きゅうりレシピ
きゅうりは生食も美味しいですが、保存を効かせてもりもり食べられる「無限きゅうり」をご紹介します。
(材料)2人前…いやもうちょっとあるかも。
・きゅうり…中サイズ5本
・にんにく…潰したものを1かけ
・ごま油…大さじ1
・塩…ひとつまみ
・醤油…50㏄
・お酢…50㏄
・蓋つきのタッパー
①きゅうりを乱切りする。早く味を染みさせたければ軽くすりこぎなどで叩き割りするのも可。
②切ったきゅうりをボウルに入れて塩を混ぜ合わせる。
③蓋つきのタッパーに②以外の材料を入れて混ぜ合わせる。
④きゅうりの入ったボウルから水分が出ていれば水分を捨てて、③のタッパーに入れ、蓋をして軽く振り混ぜる。
半日置いた頃からが食べごろになります♪ニンニクが苦手な方は抜いても良いし、コショウや実山椒、唐辛子やすりおろしたショウガを入れても美味しいです。うちではタッパー1個分作っても1日でなくなります。(食欲旺盛な主人。笑)無限に食べられるおいしさだから「無限きゅうり」。
今が旬のきゅうりを存分にお楽しみください♪

以上、「ぷらぷらのお野菜紹介 きゅうり」でした。

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